河川名称 U川
釣行時間帯 12:00−15:00
天気 晴れ
気温 13度
水温 7度
釣果 ヤマメ 12
ヒットフライ フェザントテール#18
2009年4月。福島の渓流も解禁になった。昨日の夜は雪が降った。春を呼ぶ低気圧は山の斜面に雪を残して通過していった。そして今朝は風が強かった。午後には止むと信じていつもの渓流へ車を走らせる。着いた渓流は、まだモノトーン。渓魚たちの気配は感じられない。草や木々が萌え始めるのも、もうすぐだろう。新緑が待ち遠しい。
「おぉーい!また来たぞぉ〜!! 今年もよろしくなぁ〜〜!!!」
渓流の妖精たちにおきまりの挨拶をして仕度を始めたけれど渓流を目の前にするとゆっくりなんかしていられない。春先用のブーツフットタイプのウェーダーを履き、ウインドブレーカーを着て、フィッシングベストを羽織る。久々のベストは重く感じられた。偏光グラスをかけて、今年用に作ったバンブーロッドをつなぐ。リールはどこ??やっと見つけてロッドに取り付けた。ラインを引き出し車のサイドミラーに引っ掛けて巻きグセをとった。リーダーは取り付けてきた。さて、水温は??
気温13度、水温7度。まだ水は冷たいな。ニンフでいくしかないようだ。ティペットをヒトヒロを結んだ。インジケータを取り付けてフェザントテールニンフを結ぶ。そそくさと水に入る。ウェーダーを通してひんやりと水の冷たさが伝わってくる。フォルスキャストをしながら釣りあがって行くと忘れていた感覚がどんどんよみがえってくる。この感じだ!ひとり、ほくそ笑む。
遡行ほどなくして今シーズン初のヤマメが釣れた。引きが強かったので大きいか!と、思ったらニンフがお腹にかかっていた。このロッドの初のヒットがスレか・・・ご愛嬌だね、解禁当初には良くあること。気にしない、気にしない。
この日のヒットポイントは流れだしからの開き。一投ごとに反応があった。通いなれている渓流だからわかるポイントも多い。いつも、初心者のフライマンに言っていることなんだけれど、自分のホームを持つこと。そして、四季の移り変わりを肌で感じることが大切なんですよ。
清冽な川でこそ出来るフライフィッシング。こんなに楽しい釣りを、なぜ敬遠するのかわからないんですね。
この阿武隈の渓流にはフライフィッシングが似合う。僕は確信を持っています。
でも、それをどう守っていけばいいのか・・・わかりません。
きれいなヤマメの稚魚だね。がんばるんだぞ〜!こんなヤマメに出会うことは簡単なことだ。守ることは“釣ったらリリース!!”
ドンドン変わってしまう釣り場環境ですが、時代ですね。どうしようもありません。ただ見ているだけです。絶対!許せないことは断固として反対しますが、まぁ〜、いまのところありません。
今年も稚魚が生き延びていることが確認出来たことはよかった。
今は、そっとしてあげたいホームリバー。
渓流の妖精たちは、僕を歓迎してくれたようでツ抜け出来ました。
いつまでも変わらないホームリバーであって欲しいね。
今回友達になれた草花。
神奈川の君にも、幸せが訪れますように・・・。
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