あらすか丸

あらすか丸  23,436t

昭和44年日本初の艙内積み木材運搬船として大阪の佐野安ドックで建造
乗組員は20人位で、主な行き先はアラスカのセワード・バルデーズへ当時
建設中のパイプラインのパイプを住友金属から運んで行き、帰り荷はカナダ
やアメリカのポートアンゼルス・ロスアンゼルス・シアトル・アバデンなどから
主に材木やスクラップを積んできました。                     
今でも記憶に残っているのはアラスカのあまり大きくない川に上る鮭の大群
で水よりも魚の方が多いくて、水のない河原で飛び跳ねているのを見たとき
はその数の多さにびっくりしました。近くに民家わないのですが、日本語で
立て看板があり、ここで魚を捕ったら罰せられます。と書いてあった。    


ぽうとらった丸

ぽうとらった丸   93,356t

昭和43年本邦最大の鉱石専用船
積み荷は、鉄鉱石やペレットなどで、オーストラリアやアフリカの砂漠で
ベルトコンベアが4キロも海の上に突き出ているようなところで、上陸するには
まず4キロ歩いて、そこから車で20キロも行かないと街に着きません。
この船で記憶にあるのは、アフリカのモサメデスに行ったとき、湾内に突然
アジの大群がわいてきて、釣り針に餌を付けずに投げ込んでそのまま揚げると
10本の針全部に魚が引っかかってくるということがありました。魚が豊富で
地元の人たちは4.5人で海に入って手づかみで魚を捕ってました。
海岸にはアザラシがいっぱい打ち上げられていました。ここで捕ったウニは
2個もあれば湯飲みにいっぱいの、み、がありうまかった。


細島丸

細島丸   23660t

昭和45年鉱石専用船ペレット、ニッケル、鉄鉱石など。
ニューカレドニア(天国に一番近い島)だって、ここのヌメアの街もいいけど
なんといってもグレートバリアリーフに囲まれたこの海はきれいで静かで
点在する無人の小島にあがって釣った魚をおかずに一杯、気分は最高
実はここへ行ったとき仲仕人足のストで2ヶ月も停泊したことがあり、
毎日ボートを出して釣りをしたり、貝を拾ったり、珊瑚をとったり、酒飲みしたり
素晴らしいひとときでした。また行きたい。