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そうま再発見

 残念なことに、観光ガイドブックをみても、あまり取り上げられていない「そうま」。住んでいては良い所だと思うんだけど...

◇松川浦十二景◇

 相馬市史によると、今からおよそ三百年前、貞享四年 秋。

 時の相馬藩 第二十一代藩主 昌胤公が、松川浦の名勝が広く世に知られな いのを嘆き、猪苗代玄盛に命じ松川浦に十二景を選んで京都の絵師に画かせ、 梶井常修院宮と白川二位雅喬王に託して、時の東山帝に奏して十二景の和歌を 乞うた。
 そして、十二人の朝臣が一首ずつ詠じて下賜されたのが、今に残る松川浦十 二景の和歌であるという。

 だが十二景といっても、その中にはスッカリ様子が変わってその片影すら止 めていないものもあるが、大部分は昔の姿を残して今尚風光の明媚を見ると、 さすがに昌胤公が選んだ景勝の地と肯かせるものがある。


 上記の文章は、昭和52年 9月20日発行 平田 義男(1905-)著「ふるさとの記 録」より抜粋、加筆いたしました。

◇松川浦十二景◇

 1996年、相馬市の画家・倉本 信之さんが、松川浦十二景を「自分なり に歌を解釈し、作品に季節感を加えるなど・・」板画(いたが)に作り上げま した。

 倉本さんは武蔵野美大在学中に版画家の棟方志功に師事し、この作品も志功 の裏手彩色の技法を用い、墨単色の版画に裏から色を施してあります。手すき 和紙に、にじみ出た色のやわらかな仕上がりです。

 すべて、35KByte程度、JPEGです。(15,NOV,1996)


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◇古いの絵はがき◇

 1996年、相馬市在住 荒 和子さんが、宮城県仙台市にて行われた古本市で 入手された絵葉書を、荒さんのご厚意により、ここに公開いたします。

 明治から大正の頃、市内の書店より発売された物らしいのですが、詳細は不 明です。ご存知の方が居られましたら、ご連絡ください。

 すべて、40KByte程度、JPEGです。(11,NOV,1996)



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